21世紀のスペシャリストを目ざして
めざましい科学・技術の発展によって人々に豊かな生活をもたらした20世紀は、まさに専門家の時代でした。”食と健康”を担う調理・栄養の領域でも、寿命の飛躍的な伸びにみられるように調理師・栄養士の貢献には目をみはるものがありました。高齢化社会の一層の進展が予想されるなかで、人々の”食と健康”への関心もますます強まるものと考えます。
2005年7月「食育基本法」が施行され、「食育」という新しい言葉が少しずつ一般にも認識されるようになってきました。これは”健全なる食生活”を実践できる人を子供のうちから教育しようとする国民運動です。”食と健康”の大切さが改めて国民的関心事として大きくとりあげられた訳です。このような健康にかかわる”食と健康”への関心の高まりとともに、それに携わる調理師・栄養士の役割の重要性と社会の期待はこれまでにも増して大きくなってきています。
「食事」を担当する新たな「栄養教論」の養成にみられるように、管理栄養士の育成においては当然ながら、調理師・栄養士においても高度な専門的知識と技術に加えて指導的な役割を果たすことのできる能力を備えた専門家が求められてきます。本校は長い歴史と数多くの調理師・栄養士を多方面に送り出している実績をもち、さらに管理栄養士を養成する数少ない専門学校として社会に役立つ人間性豊かな専門家の養成を目ざしています。今後は特にこのような時代的・社会的要請のもとに、幅広い教養と対人能力を身につけた指導力のある調理師・栄養士・管理栄養士を養成すべく全人教育を新たな教育方針の柱の一つとしていきます。
本校において、21世紀の調理・栄養の世界をリードする専門家を目ざして努力されることを期待しています。 |